工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 ブルーバックス 鈴森康一 講談社ロボット ワ ナゼ イキモノ ニ ニテシマウノカ スズモリ,コウイチ 発行年月:2012年04月 ページ数:235p サイズ:新書 ISBN:9784062577687 鈴森康一(スズモリコウイチ) 1959年生まれ。
横浜国立大学工学部卒業後、同大学大学院修士課程修了。
84年、株式会社東芝に入社、遠隔作業ロボットや核燃料処理作業ロボット、マイクロロボット、医療用ロボット等の研究開発・設計に従事。
この間、90年に横浜国立大学大学院博士課程修了。
工学博士。
2001年に東芝を退社し、岡山大学大学院自然科学研究科教授に就任、同大学アクチュエータ研究センター長、マレーシア工科大学上級客員教授等を兼務。
現在はロボットやメカトロニクス、アクチュエータ、ソフトメカニズムの研究と教育に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1部 「まねる」と「似てしまう」のあいだ(それは「似せる」ことから始まった)/2部 ロボットはなぜ、生き物に似てしまうのか?(巨大ショベルカーとゾウがそっくり!?ーロボットも生き物も、力学法則から逃げられない/「足を動かす順序」まで似てしまう!?ー生き物はいつも先手を打っている ほか)/3部 ロボットを誘惑する生き物たちー工学から見た生き物のからだの機能美(ロボット設計者が憧れる究極のモーターロボットはなぜ、握手が苦手なのか?/神は細部に宿るー思わずまねたくなる生き物たちの微細構造 ほか)/4部 神に挑むー「生き物を超える」ロボット作りを目指して(神様に素朴な質問を投げかけてみるー人間にはなぜ、2本しか腕がないのか?)/エピローグ 「カンブリア紀」に向かうロボットたちーロボットはなぜ、急速に“進化”できたのか? ワイヤ駆動のヒューマノイドが、実はウマにそっくりだった!自走するお掃除ロボットは「生きた化石」に酷似していた!ガラスを割らずに掴むロボットハンドが似てしまった、人体の意外な一部とは?技術の粋を詰め込んだ先端ロボットが、なぜか生き物の体構造に近づいていくー。
工学の視点から初めて見えてくる「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、生き物の限界を超えるロボット機構学の挑戦を語る。
本 科学・技術 工学 電気工学 新書 その他